夏が近づき、一気に気温が上昇して参りました。。。まだ5月なのに30℃近くにまでなる時間もあります。
この時期に起こりうる事故のひとつである「食中毒」、日々ニュースでも取り上げられており、「〇〇の小学生が集団食中毒に!」「〇〇の飲食店で数名が救急搬送されました。」など、他人事とは思えない内容をよく耳にします。
もちろん多くの方は十分に気を付けて食事をされているかと思います。。。手洗いうがい、消毒、加熱処理など、、、
ほとんどの菌は加熱処理で死ぬと言われていますが、実は一部熱に強い菌が存在します。
それが「ウェルシュ菌」と呼ばれるものです。
食中毒の原因にもなるウェルシュ菌はなんと100℃で1時間の加熱にも耐える熱に強い発芽を作り、一般の加熱処理だけでは死滅しません。
嫌気性菌(空気が苦手な細菌)で、広範囲の温度域(12~50℃、至適温度:43~45℃)で増殖します。
ですので、「加熱するから大丈夫」と安易に考え、常温での放置を繰り返すことは避けましょう。
では何に気を付けたほうがいいのか、、、
ポイント①保存する際は小分けにする
ポイント②短い時間で温度が下がる底の浅い容器に入れる
ポイント③食べる前によくかき混ぜ空気を入れる
以上のことに気を付けてみてください。
もちろん、手洗いうがい、加熱処理で死滅は難しくても減らすことはできますので、特にカレーやシチュー、スープ類には注意が必要です。夏場のお弁当の保管場所、ここには特に注意が必要ですね、高温になる車内に置いていたものを食べて食中毒、、、私たちのような職種の方は特に注意が必要です。。。暑い夏を乗り切るために体調管理をキッチリしていきましょう!