鳥のもたらす被害のことを「鳥害」といいます。
ハトといえば平和の象徴ですが、時として人に被害をもたらす場合があります。
糞害、騒音、異臭など影響は様々ですが、その中でも鳥の糞には尿酸が含まれており、強い酸性を有しています。そのため、建物や車などのシミや腐食等の物理的被害、外観の汚れによる精神的被害も引き起こします。
鳥の糞に直接触れないよう注意が必要です。空気中に飛散した糞を含んだ埃を吸引したりすることによって、糞に繁殖する有害な菌やウイルスを体内に取り込んでしまう恐れがあります。また、鳥に寄生する寄生虫やダニなども時として被害を与えます。
糞の中に存在するカビの一種により感染する病気「クリプトコッカス病」は、乾燥した糞や埃などとともに吸引することで発病する可能性があります。軽傷の場合は皮膚炎程度ですが、重症になると脳、脳髄、髄膜に病巣を作り死に至ることもあります。
乾燥に強く、2年以上も菌が生存すると言われています。
鳥との接触により感染する「オウム病」は風邪とよく似た症状で、重症になると肺炎のような症状になることもあります。
ドバトの糞や呼気沫に含まれるウイルスが原因とされ、ドバトの30%~70%がこのウイルスをもっています。
人と生活範囲の近いドバトの被害事例は多く、深刻な問題を引き起こすため「バードコントロール」は安心・安全の暮らしのために必要です。被害が大きくなる前にお早めにご相談ください。