イタチ被害について

イタチはアライグマとともに見た目は愛くるしいですが、害獣と呼ばれています。

実際に家に住み着いてしまうと、建物にダメージを与えたり、病原菌やダニを増やしたりすることがあります。

問い合わせで一番多い内容が「物音、足音」の被害相談です。

その他、イタチ被害を防ぐ予防策もあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

イタチ駆除を行うためには、まずイタチの生態について知っておく必要があります。

・大きさ
日本国内ではおよそ4種類のイタチが確認されていて、見かけることの多いのがニホンイタチないしはチョウセンイタチです。
二ホンイタチのオスの大きさがおよそ34cm、メスが24cmです。一方のチョウセンイタチはオスがおよそ35cm、メスがおよそ27cmになります。
このようにオスの方がメスより少し大きい傾向があります。

・生息地
日本各地に生息していて、平野部や低山を中心に存在していることが多いですが、近年では民家にも住みつくようになっています。
外敵に見つかりにくく、人間が保管している食べ物が豊富にあるため、住みやすい条件が揃っています。
また、泳ぎを得意としていることから、川や沢などの水があるところを好んで巣を作ります。

・性格
見た目は可愛らしいですが、その性格は凶暴。。。むやみに近づくと、嚙まれたり、引っかかれたりする危険性があります。

・食性
イタチは雑食性でどんなものでも食べます。動物であればネズミやカエル、鳥といった小動物を好んで食べます。
また、魚や果物なども食べることがあります。なのでネズミのいる家にイタチが入ってくる理由のひとつです。

・天敵
イタチの天敵とされるのがワシやフクロウなどの猛禽類やキツネといった動物たちです。

◆イタチが与える被害◆

悪臭
イタチの糞尿は強烈な悪臭します。中には家にいられないくらい臭いがひどいというケースもあります。
また、イタチはマーキングを行う動物であり、同じ場所に糞尿をする習性があります。そのため、同じところに続けて糞尿を行うことでニオイがさらにキツくなります。スカンクと同じような特性があるため、危険を察知した場合も強烈な刺激臭を発します。

怪我
前述のようにイタチは凶暴な性格であるため、危険を察知すると鋭い歯と爪を使って攻撃してきます。
さらにイタチは様々な細菌やウイルスを保有しており、怪我をしてしまうだけではなく、感染症を発症する可能性もあります。

アレルギー
イタチが家に住みつくようになると、ダニ、ノミ、ハエといった害虫も発生してしまいます。そして屋根裏に糞尿をされてしまうと、虫が発生し、残念ながらあっという間にアレルゲンが増えてきます。

以上の3つの被害以外にも、当然「足音・鳴き声」などの騒音、家を傷つける等の被害が多くみられます。

◆イタチが入って来ないための対策◆

一旦その家に住みついてしまうと、なかなか出ていこうとしません。

高い知能を持っており、一度捕獲に失敗すると警戒心が強まって駆除することが難しくなります。日頃からイタチが侵入しづらい家づくりをしていく必要があります。

・糞尿を掃除する
イタチはマーキングを行う習性がありますので、糞尿をそのままにしておくとまた戻ってきてしまいます。臭いもかなりきついのでしっかりと掃除しておきましょう。
掃除する際には目に見えない菌に触れないように、マスク・ゴーグル・使い捨て手袋をしっかりしておきましょう。
糞尿の消毒には次亜塩素酸ナトリウム消毒スプレーがおすすめで、嫌なにおいをしっかり消してくれます。
マーキング後を消すことでその場所に戻ってこなくなります。

・嫌いなニオイを使う
イタチは嗅覚が非常に優れていて、嫌なニオイがあるとその場所に近づこうとはしません。害獣忌避剤はもちろん、木酢液などのニオイを特に苦手としています。これらはホームセンターやドラッグストアで購入することができます。

・明かりを点灯する
イタチは明かりがあると危険を察知して逃げていきます。害獣撃退用の点滅ライトやCD(ギラギラ光るもの)を利用しましょう。

・侵入口をふさぐ
屋根や床下の隙間、壊れた壁などから家の中に入ってきます。金網や防獣ネットを張ったり、壁を補修したりするなどしておきましょう。

 私たち駆除業者はそれらのことを踏まえ、家の中からイタチを追い出し、侵入口をふさぐ作業をメインとしています。

 天井裏から音がする、庭に鳥や小動物の死骸があった、なにかの糞が落ちている、なんか臭い、、、など異変に気づいたらすぐに専  門業者に連絡しましょう。調査は無料ですので、皆様の不安を取り除きます。